「関東のお伊勢さま」として知られる伊勢山皇大神宮で大人の桜見

伊勢山神社春冷のする4月1日、小雨の中をJR桜木町駅から細い路地を抜けて10分ほど歩くと木製の大きな鳥居が2基、重なるように鎮座する「伊勢山皇大神宮(いせやまこうたいじんぐう)」の入口に到着します。

石段の下から鳥居を撮影していると、和服姿の女性がひとり、雨で濡れる石段を傘もささずに登っていきます。なんて風情のある神社なんだろう…………と女性に見とれていたら、本日のミッションを思い出しました。今日は、サクラの状況のレポート。

伊勢山神社

石段を登っていくと、とても立派なサクラの木が石段を覆うように咲いています。ただ残念ながら3部咲きといったところです。さらに石段を上がり2基目の鳥居の前までくるとやっと5部咲きのサクラの木にご対面。そこで他の花見客に混じって写真を撮っていると、巫女さんが「通路を空けてください」と声をかけています。

伊勢山神社伊勢山神社

巫女さんの後ろには、和服姿の新郎新婦を先頭に親戚の方々の行列が続いています。まさにこの日が結婚式のお二人は、天候が悪いにもかかわらずとても素敵な笑顔をふりまいて本殿へと登っていきます。天気が良ければ、桜吹雪の舞う中の挙式となったと思うと、ちょっと気の毒です。

伊勢山神社

社務所の近くには、横浜市の名木古木指定の「ソメイヨシノ」木が鎮座していますが、この日は、まったく咲いていませんでした。残念。やはりサクラの見頃は来週以降なのでしょうか……。

伊勢山神社

手水舎のとなりのサクラがいい感じに咲いているのがせめてもの慰めです。

伊勢山神社

満開のサクラとは、ほど遠い桜見となってしまいましたが、春雨の中、由緒ある神社でしっぽりと「大人の花見」を楽しんできました。

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この記事の著者

大谷 幸一

大谷 幸一

昼はうだつの上がらない中年サラリーマン。しかし、ひとたび編集長からの特命が下ると、どんな難しい取材にも果敢に挑む熱血漢。こんな私を人は「関内新聞の仮面ライター」と呼んでいます。深い歴史があり、異国情緒漂う関内。この街の知られざる魅力をたくさん発見し社会に発信することが私の使命です。

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